【初投稿】自己紹介ページ(●´ω`●)
みなさま初めまして! 『桜華 ひな』と言います。
私は昔から小説を読んだり書いたりするのが大好きで、ノートやメモ帳に思いついた限りを綴っていました。 今でもスタンス的にはあまり変わらず、妄想や空想はある程度文字に書き起こしちゃいます。 見切り発車過ぎてエタしてしまった作品もありますがw(マグネット! で少し投稿してます)
人に読んでもらいたいなぁー。 好きって言ってくれる人居ないかなぁと思いながら、今少しづつ色んなサイト様で小説を投稿しています。
ある日のこと、小説活動の事を教えていたリアルの友達から急に
「ブログでも小説書いてみたらどう?」
と言われ、急になんぞやと思いました。 一体なんぞや。 友達に聞き返したら「自由に書きたいならブログで書け。いいぞブログは」らしいです。
それならじゃぁやってみようかな? と始めたのがこのブログ、『フライハイト!』です。 フライハイトはドイツ語で自由の意味です。
自由に、気侭に自分の書きたいことを書く! そんなニュアンスも含めてそんな名前にしました。捻り皆無!w
このブログの方針も基本自由にやってくつもりです!
短編やら長編ものを書いていきたいなぁと思っています。
それで一人でも「これ好き」って言っていただけるような小説が出来たら万々歳かなぁって思ってます。
ちゃんと自己紹介になっているでしょうか……? あまり真面目に書いたことないのでドキドキですw
FC2等のブログは初めてですが、ゆる〜く頑張りまっす!
どうぞよろしくお願いいたします!
*みなさまにお願い*
★拙い作品ながらも、著作権等は放棄しておりませんので、複写、転載等なさらないでください。
☆マグネット!や星空文庫にて作品を同名で重複投稿していますが、無断転載ではありません。
*以下サイトURL*(クリックで各サイトのプロフィールへ飛びます)
【マグネット! プロフィールページ】
【 星空文庫 プロフィールページ 】
私は昔から小説を読んだり書いたりするのが大好きで、ノートやメモ帳に思いついた限りを綴っていました。 今でもスタンス的にはあまり変わらず、妄想や空想はある程度文字に書き起こしちゃいます。 見切り発車過ぎてエタしてしまった作品もありますがw(マグネット! で少し投稿してます)
人に読んでもらいたいなぁー。 好きって言ってくれる人居ないかなぁと思いながら、今少しづつ色んなサイト様で小説を投稿しています。
ある日のこと、小説活動の事を教えていたリアルの友達から急に
「ブログでも小説書いてみたらどう?」
と言われ、急になんぞやと思いました。 一体なんぞや。 友達に聞き返したら「自由に書きたいならブログで書け。いいぞブログは」らしいです。
それならじゃぁやってみようかな? と始めたのがこのブログ、『フライハイト!』です。 フライハイトはドイツ語で自由の意味です。
自由に、気侭に自分の書きたいことを書く! そんなニュアンスも含めてそんな名前にしました。捻り皆無!w
このブログの方針も基本自由にやってくつもりです!
短編やら長編ものを書いていきたいなぁと思っています。
それで一人でも「これ好き」って言っていただけるような小説が出来たら万々歳かなぁって思ってます。
ちゃんと自己紹介になっているでしょうか……? あまり真面目に書いたことないのでドキドキですw
FC2等のブログは初めてですが、ゆる〜く頑張りまっす!
どうぞよろしくお願いいたします!
*みなさまにお願い*
★拙い作品ながらも、著作権等は放棄しておりませんので、複写、転載等なさらないでください。
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うちの子のウエディング(●´ω`●)【バトン】
- Q1 まずは、軽い自己紹介をお願いします!
- A1 どうもっ! わたしはミカ。ミカ・フロウラです! よろしくね。
- Q2 あなたが式を挙げようと思う場所は?
- A2 半ば強制的にシャルムちゃん家だったよぉ……。 国単位で祝われるとか恐ろしかったわぁ……。
- Q3 式の日取りは?
- A3 日取りねぇ……。 適度に適当っていう感じよ。
- Q4 誰を招待したいですか?
- A4 まずはギルドの皆、かな。 そして旅の先々で出逢った知り合いとか。
- Q5 どんな雰囲気の式にしたいですか?(荘厳、アットホームなど)
- A5 楽しい雰囲気がいいなぁ。 あとアットホームな雰囲気とか。
- Q6 花嫁さんの衣装は式の華! どんな感じがいいですか?
- A6 ふわっとしてるタイプで、大小様々な花があしらわれているドレス!
- Q7 ついでに(……)花婿さんの衣装は?
- A7 フロックコートって言うんだっけ。 長い丈のコートに身を包んだ礼服。
- Q8 何の前で永遠の愛を誓いますか?(神、参列者など)
- A8 神様の前で、と言いたい所だけど、それぞれの属性を持つ七匹の妖精の前で……かな。
- Q9 永遠の愛を誓うことばはどんなもの?
- A9 『我は、汝を身が朽ちるまで守り続ける事を誓おう』とか? だったかな。
- Q10 マリッジリングや、それに類するものの交換をしますか?
- A10 すーるーー! 交換するのって夢あるよねっ! 楽しかったしさ。
- Q11 誓いのキス、しますか? そのとき、どんな気持ちがすると思いますか?
- A11 誓いのキッスはするー。 勿論心臓バックバク言ってるよ。
- Q12 正直、式の最中に泣いてしまうと思いますか?
- A12 わたしから先に泣かなかったかなぁ。 うーん、参列者の方がしきりに泣いてたわ
- Q13 参列者のみなさんの反応は?
- A13 騒いでた……気がする……。
- Q14 フラワーシャワー、またはそれに類するものは行われますか?
- A14 やるーー! なんだかそういうのって、少女の憧れじゃない?
- Q15 ……ここまで回答してきて、具体的にお相手の顔が思い浮かんでますか?
- A15 まあね。 歴戦の盟友だよ。
- Q16 実現するのはいつごろになりそうですか?
- A16 終わったことだけど、またやれって言われたら考えるけど、難しい話よね。
- Q17 お疲れさまでした! 誰かに回しますか?(フリー可です!)
- A17 どしよ……。 スーちゃんかあの脳内花ば……んんっ、創作三人衆にでも回すとしようかな
皆さんこんばんわ。 今日もまた小説執筆するつもりですが、投稿はきっと明日のつもりマンです。
今日は初めてのバトンやってみました……。 見た皆さんもやって良いのですよ……!!
それはともかく、今回はミカちゃんが回答してくれました。 あざす。 先にスーちゃんがやるかなぁと思っていましたが、やったのはミカちゃんでした。 お疲れ様です。
超微妙なネタバレ出ましたが、そんなんでもないというね。 ミカちゃんのお相手は誰かはいつかきっと分かる……はずです。
今日はこの辺で! ばいばいっ!($・ω・)/~~~
テーマ : キャラクター設定/紹介 ジャンル : 小説・文学
【アイボーと槍と紋様術】第二話:報告 (1)
「だぁああっ! 疲れた! もうわたしヘトヘト」
ギルドに帰って速攻スーちゃん呼んで、今は自室にある三人がけソファーに大の字でダイブ中。
因みにわたしは背がとってもちっちゃいので大の字ダイブしても二人分の座るスペースは余っているので、私の足元にスーちゃんが多分今座っている。
「ご苦労様です。 思っていたより遅かったですね」
いたわる
……ええ、そうです。 思っていた以上に時間を食いましたよスーヴェニアちゃん。
報告書を纏めるまでは順調に、それも予定してた時間より早く終わったの。 それから速攻お国様様に届けてやりましたよ。
届けたら終わりだと思っていたら落とし穴。 また新しいフェーズがスタート。
だって報告書出してさっさと帰ろうと思った矢先にこの国の当主、シャルムちゃんに捕まった訳ですよ。
シャルムちゃんは私よりずいぶん年が下のスーパー魔女。 ……と言ってもスーちゃんよりはちょっとだけ年上だけどね。
小さい頃から魔法に熱心で色々な魔法を学んでいる。 今もその意欲は衰えず、日々お勉強中らしいけど。
だから別名「日進月歩の魔女」なんて呼ばれてる。
おっと……。一度話を戻すけど、私が報告書出してさっさと帰ろうとしたら
『よお、ミカ! 久しいのう! 三年振りじゃったか?』
と速攻声をかけられてしまった訳です。 どうやったら捕まらずに帰れるんだろうなぁ……。 捕まったら最後、会話にずっと付き合わないといけなしさ。 時間がない紋様術師にとってはある意味恐怖でしかないよ。
「三年振り、ですね。 異国交流頑張ってきましたよ。魔法の発展の為にも」
当たり障りのない言葉だけつらつら並べておけば面倒な事にはならないだろう。そしてさっさとギルドに帰れる!
……と、思っていた時期が私にもありました。
『うむうむ、実際活躍報告は何十回も舐め回すように見たぞ! そうじゃ、せっかくの機会じゃし直接活躍した様子を聞きたいのじゃ』
と彼女は言った。
その顔はなんだか子供みたいにキラキラしていて断るにも断り切れなかったよ。 もし断ってたらきっと拗ねて余計に面倒臭くなるしね。
因みに余談だけど『勇姿話聞くなら報告書に纏めた意味無ぇじゃねえか! 労力を返せ! 結局読むんだろうけどさ!』と話してる間心ん中でずっと思っていた。
……で、シャルムの話に付き合ってたら予想通りどんどん時間が溶ける溶ける。 結局終わったのが予想してた時間より二三時間ぐらい遅くなり、報告書に纏めた内容ほとんど話してしまった。
しかもまた面倒なお使い頼まれたよ。
なあああっ、思い出したら思い出した分だけ腹が立ってきたぜこん畜生!
「あんのバカ魔女っ! 私に知識あるからって仕事増やすな! こき使うなぁああっ!」
思い出す程に腹が立つのと当の本人居ないしでとりあえず叫んで落ち着こうと試みた。 スーちゃんが隣にいるが仕方がない。 自分自身、現在虫の居所が悪いんだ。 許せ。
「まぁまぁ落ち着いてください。 ミカさんの気持ちも分かりますが……。 あの自由奔放純粋無垢な魔女様には振り回されますよね」
スーちゃんが落ち着いた声でわたしをなだめすかして来た。 表情からは困っているようにも見えたが。
昔だったら奴は同調してるか、謎の逆ギレしてるかの二択だったよ。 絶対。
そのお陰か少し感情の面では落ち着いた様な気がしたが、わたしの口はまだまだ動き続ける。
「そうそう、その通りだよ。 純粋無垢なのはいいし自由奔放でも別に悪かぁないけどさ、知識量あるからってこき使うのいい加減やめてほしい。ババアに働かせてアイツ楽しんでんのかクソがっ」
ソファーの上に置いていたクッションをばふばふ打ちつけながら文句を垂れると、スーちゃんに半笑いで
「国の当主に相当魅入られたものですね」
と返された。 今は笑ってられるだろうが、きっとスーちゃんもいつかそうなるぞ、多分ね。
「はぁ。全く困った魔女様だよ。 で、話変わるけどさ。 私のいない三年間と魔法習い始めた理由、教えてくんない?」
彼女のことは一旦心の中に仕舞っておいて、今日一番聞きたいことを問い掛ける。
するとスーちゃんは今の柔らかい表情から一転、やけに真面目な顔になっていた。
「そうですね。 じゃあ最初は『どうして私が空騎士を辞めたか』にしましょうか」
静かに、それも彼には似合わないやさしい口調でゆっくりと話し始めた。
―――――――――――――――――――
読了ありがとうございました!
今日もまたミカ視点のお話でした。 ちょっと展開が弱いかも知れませんが、次回こそは……。 次回こそはスーヴェニア視点で書きます。 頑張ります……。
どんな話になるかはお楽しみに。 ミカちゃんやっぱりかわいくないですか……? クッションをばふばふぽんぽんしてるロリババァ。
設定的には130歳ぐらいのつもりです。 なのでシャルムもちゃん付け呼び。 シャルムちゃんはスーヴェニアよりもちょっと上、38歳かそこらです。
余談はここまでにして、次回も是非応援よろしくお願いします。
それでは!
ギルドに帰って速攻スーちゃん呼んで、今は自室にある三人がけソファーに大の字でダイブ中。
因みにわたしは背がとってもちっちゃいので大の字ダイブしても二人分の座るスペースは余っているので、私の足元にスーちゃんが多分今座っている。
「ご苦労様です。 思っていたより遅かったですね」
いたわる
……ええ、そうです。 思っていた以上に時間を食いましたよスーヴェニアちゃん。
報告書を纏めるまでは順調に、それも予定してた時間より早く終わったの。 それから速攻お国様様に届けてやりましたよ。
届けたら終わりだと思っていたら落とし穴。 また新しいフェーズがスタート。
だって報告書出してさっさと帰ろうと思った矢先にこの国の当主、シャルムちゃんに捕まった訳ですよ。
シャルムちゃんは私よりずいぶん年が下のスーパー魔女。 ……と言ってもスーちゃんよりはちょっとだけ年上だけどね。
小さい頃から魔法に熱心で色々な魔法を学んでいる。 今もその意欲は衰えず、日々お勉強中らしいけど。
だから別名「日進月歩の魔女」なんて呼ばれてる。
おっと……。一度話を戻すけど、私が報告書出してさっさと帰ろうとしたら
『よお、ミカ! 久しいのう! 三年振りじゃったか?』
と速攻声をかけられてしまった訳です。 どうやったら捕まらずに帰れるんだろうなぁ……。 捕まったら最後、会話にずっと付き合わないといけなしさ。 時間がない紋様術師にとってはある意味恐怖でしかないよ。
「三年振り、ですね。 異国交流頑張ってきましたよ。魔法の発展の為にも」
当たり障りのない言葉だけつらつら並べておけば面倒な事にはならないだろう。そしてさっさとギルドに帰れる!
……と、思っていた時期が私にもありました。
『うむうむ、実際活躍報告は何十回も舐め回すように見たぞ! そうじゃ、せっかくの機会じゃし直接活躍した様子を聞きたいのじゃ』
と彼女は言った。
その顔はなんだか子供みたいにキラキラしていて断るにも断り切れなかったよ。 もし断ってたらきっと拗ねて余計に面倒臭くなるしね。
因みに余談だけど『勇姿話聞くなら報告書に纏めた意味無ぇじゃねえか! 労力を返せ! 結局読むんだろうけどさ!』と話してる間心ん中でずっと思っていた。
……で、シャルムの話に付き合ってたら予想通りどんどん時間が溶ける溶ける。 結局終わったのが予想してた時間より二三時間ぐらい遅くなり、報告書に纏めた内容ほとんど話してしまった。
しかもまた面倒なお使い頼まれたよ。
なあああっ、思い出したら思い出した分だけ腹が立ってきたぜこん畜生!
「あんのバカ魔女っ! 私に知識あるからって仕事増やすな! こき使うなぁああっ!」
思い出す程に腹が立つのと当の本人居ないしでとりあえず叫んで落ち着こうと試みた。 スーちゃんが隣にいるが仕方がない。 自分自身、現在虫の居所が悪いんだ。 許せ。
「まぁまぁ落ち着いてください。 ミカさんの気持ちも分かりますが……。 あの自由奔放純粋無垢な魔女様には振り回されますよね」
スーちゃんが落ち着いた声でわたしをなだめすかして来た。 表情からは困っているようにも見えたが。
昔だったら奴は同調してるか、謎の逆ギレしてるかの二択だったよ。 絶対。
そのお陰か少し感情の面では落ち着いた様な気がしたが、わたしの口はまだまだ動き続ける。
「そうそう、その通りだよ。 純粋無垢なのはいいし自由奔放でも別に悪かぁないけどさ、知識量あるからってこき使うのいい加減やめてほしい。ババアに働かせてアイツ楽しんでんのかクソがっ」
ソファーの上に置いていたクッションをばふばふ打ちつけながら文句を垂れると、スーちゃんに半笑いで
「国の当主に相当魅入られたものですね」
と返された。 今は笑ってられるだろうが、きっとスーちゃんもいつかそうなるぞ、多分ね。
「はぁ。全く困った魔女様だよ。 で、話変わるけどさ。 私のいない三年間と魔法習い始めた理由、教えてくんない?」
彼女のことは一旦心の中に仕舞っておいて、今日一番聞きたいことを問い掛ける。
するとスーちゃんは今の柔らかい表情から一転、やけに真面目な顔になっていた。
「そうですね。 じゃあ最初は『どうして私が空騎士を辞めたか』にしましょうか」
静かに、それも彼には似合わないやさしい口調でゆっくりと話し始めた。
―――――――――――――――――――
読了ありがとうございました!
今日もまたミカ視点のお話でした。 ちょっと展開が弱いかも知れませんが、次回こそは……。 次回こそはスーヴェニア視点で書きます。 頑張ります……。
どんな話になるかはお楽しみに。 ミカちゃんやっぱりかわいくないですか……? クッションをばふばふぽんぽんしてるロリババァ。
設定的には130歳ぐらいのつもりです。 なのでシャルムもちゃん付け呼び。 シャルムちゃんはスーヴェニアよりもちょっと上、38歳かそこらです。
余談はここまでにして、次回も是非応援よろしくお願いします。
それでは!
【アイボーと槍と紋様術】第一話:帰ってきたよ!(2)
「帰ってきて早々疲れたよ……」
ギルド内に併設されている自分の部屋に戻ってふっかふかのベッドにダイブする。 あれ、こんなにふっかふか……?
何故だろう三年も空けていたこの場所だけど、ホコリが一つもない。 寧ろ小綺麗になっている。
さては誰かが逐一片付けてくれたな……! ああもうっ、そうだったら感謝の意しかないよ! 居ない間ありがとうございました!
片付けたのは誰か分かんないけど、明日にでも感謝言葉を伝えないとだ……。
ふぅ、ベッドに転がってたらなんだか瞼が重たくなってきた。 このまま一眠りしちゃえ。
こうして私は簡単にもそのまま眠りの園へと旅立ってしまった。
……ふっかふかのベッドはいいぞ。
***
「……きて」
ん……? 何、もう。 誰かわたしの部屋に入ってきた?
「ミカ……起きて……」
うるさいなぁもう……。 もうちょっとだけ寝させてくれたっていいじゃない。
「ミカさん、いい加減起きてください、朝ですよ」
「えっ、嘘! もう朝!?」
はっきりとそう声が聞こえて、跳ね上がるように起きた。 時刻を確認するかの様に窓の方に振り返ると、薄青色の空が現れていた。
うっそ……。 思ってたより疲れてたんだな私。 今がもう朝なら報告書纏めてお国様にポイしにいかなきゃ。
起こしてくれた人に感謝してさっさともとの仕事に戻るよう言ってやろ。
「報告書纏めなきゃ。 起こしてくれてありがとう。じゃあ戻って……ってスーちゃん!?」
一言礼をする為に声が聞こえる方に目をやったら、昨日のスーちゃんだった。 マジびっくりなす。
「気が付くのが遅いですよ。 昔だったらすぐ気がついていた筈でしょうに。」
え、起こしてくれたのって、スーちゃんだったの? あんまり視界にいないもんだからてっきりルーくんとか新人くんとかだと思ってたからついつい声張って言ってしまったけど。
あ、でも言い方変えればスーちゃんも新人くんか。 二年しか経ってない新人くんか。 大事なことだから二度言ってやろう。
「うぐ……。 昔だったら分かってたかもだけどさぁ、もう長らく会ってないのに分かるかって」
「確かにそうですよね。 もう何年会ってないのでしょうかね」
図星を突かれてちょっと悔しかったので、ぶっきらぼうな言い方をした。
でもスーちゃんは大真面目に私の言葉に返答していた。 お前は真面目くんかなにかか!
「あ、あと今更敬語なんてムカムカしちゃうから、昔みたいにタメ口で良いよ」
一番最初からずっと気になっていた敬語問題。 今更敬語なんて不思議でむず痒いのでタメ口で行ってもらいたいものである。
でも、実際に返って来た言葉は想像とは別物だった。
「……それに関しては難しいです。 このギルドで波風立てずにしようと思い、辿り着いたのがこれなので。 ずっと言っていると癖になってやめられないのです」
それは空騎士時代を彷彿とさせる淡々とした口調だった。 けれども言っていることは彼らしくないような気もした。 なんだろう、ここの魔法を始めてから変わったのだろうか。 それとも何か原因があって人が変わったような接し方になったのか。
――わからない。 憶測で物を言うのはよそう。
「そう、わかったわ。 ……ところで、どうして私のギルドに入ろうと思ったの?」
少しだけ話をずらして聞いてみる。 何か話を聞けそうな気がしたから。
するとスーちゃんは首を傾げながら悪戯に言った。
「えぇっと……。話すと長いですよ。 それにミカさん、報告書がどうって言ってましたよね」
げ、話に夢中になってたら報告書の存在忘れてた。 こんないい時にバッドタイミングだぜ報告書! 仕事だし仕方がないけどね!
「うう、ごもっともです。 じゃあ、報告書書いて提出してきたら聞いてもいい? その話、聞いてみたいんだ。 出来れば私の居なかった三年間も」
「分かりました。 終わり次第お声掛けください。 その間私は訓練をしていますので」
仰せのままにとも言いそうな雰囲気を醸し出ながらスーちゃんは丁寧に一礼し、この場を後にした。
うーん、やっぱり気持ち悪いなぁ。 あの態度から、口調から何まで。
見慣れない姿だから戸惑っていると言い換えるのも出来るけど、やっぱり何処かおかしい。
「でも、先に報告書纏めなきゃなぁ。 だりぃ」
わたしは頭を掻きながら気怠げに机へ向かう。 部屋自体、あまり広くはないので移動は容易だ。
椅子を引いて、ちょんと座る。 やっぱりこの椅子がしっくりくるし安心感あるよなぁ。
そう思いながら報告書をまとめる作業に入ったのだった。
―――――――――――――――――――
読了ありがとうございました!
いやぁ、ミカちゃんかわゆいですのぉ。 ふっかふかのベッドにダイブしてそのまま寝落ちするの可愛いとか思いながら書いてました(当初そんな事するつもりではなかった)
次回はきっとスーヴェニアちゃん視点になると思います。多分。
何故スーヴェニアが魔法を習っているのか一歩踏み込むと思いますっ!
次回をお楽しみにっ!!!
(実を言えば、地味ーーーーに一話目修正してます。 これからも恥ずかC所が出てきたらその都度修正してきますので宜しくお願い致します)
それでは!
ギルド内に併設されている自分の部屋に戻ってふっかふかのベッドにダイブする。 あれ、こんなにふっかふか……?
何故だろう三年も空けていたこの場所だけど、ホコリが一つもない。 寧ろ小綺麗になっている。
さては誰かが逐一片付けてくれたな……! ああもうっ、そうだったら感謝の意しかないよ! 居ない間ありがとうございました!
片付けたのは誰か分かんないけど、明日にでも感謝言葉を伝えないとだ……。
ふぅ、ベッドに転がってたらなんだか瞼が重たくなってきた。 このまま一眠りしちゃえ。
こうして私は簡単にもそのまま眠りの園へと旅立ってしまった。
……ふっかふかのベッドはいいぞ。
***
「……きて」
ん……? 何、もう。 誰かわたしの部屋に入ってきた?
「ミカ……起きて……」
うるさいなぁもう……。 もうちょっとだけ寝させてくれたっていいじゃない。
「ミカさん、いい加減起きてください、朝ですよ」
「えっ、嘘! もう朝!?」
はっきりとそう声が聞こえて、跳ね上がるように起きた。 時刻を確認するかの様に窓の方に振り返ると、薄青色の空が現れていた。
うっそ……。 思ってたより疲れてたんだな私。 今がもう朝なら報告書纏めてお国様にポイしにいかなきゃ。
起こしてくれた人に感謝してさっさともとの仕事に戻るよう言ってやろ。
「報告書纏めなきゃ。 起こしてくれてありがとう。じゃあ戻って……ってスーちゃん!?」
一言礼をする為に声が聞こえる方に目をやったら、昨日のスーちゃんだった。 マジびっくりなす。
「気が付くのが遅いですよ。 昔だったらすぐ気がついていた筈でしょうに。」
え、起こしてくれたのって、スーちゃんだったの? あんまり視界にいないもんだからてっきりルーくんとか新人くんとかだと思ってたからついつい声張って言ってしまったけど。
あ、でも言い方変えればスーちゃんも新人くんか。 二年しか経ってない新人くんか。 大事なことだから二度言ってやろう。
「うぐ……。 昔だったら分かってたかもだけどさぁ、もう長らく会ってないのに分かるかって」
「確かにそうですよね。 もう何年会ってないのでしょうかね」
図星を突かれてちょっと悔しかったので、ぶっきらぼうな言い方をした。
でもスーちゃんは大真面目に私の言葉に返答していた。 お前は真面目くんかなにかか!
「あ、あと今更敬語なんてムカムカしちゃうから、昔みたいにタメ口で良いよ」
一番最初からずっと気になっていた敬語問題。 今更敬語なんて不思議でむず痒いのでタメ口で行ってもらいたいものである。
でも、実際に返って来た言葉は想像とは別物だった。
「……それに関しては難しいです。 このギルドで波風立てずにしようと思い、辿り着いたのがこれなので。 ずっと言っていると癖になってやめられないのです」
それは空騎士時代を彷彿とさせる淡々とした口調だった。 けれども言っていることは彼らしくないような気もした。 なんだろう、ここの魔法を始めてから変わったのだろうか。 それとも何か原因があって人が変わったような接し方になったのか。
――わからない。 憶測で物を言うのはよそう。
「そう、わかったわ。 ……ところで、どうして私のギルドに入ろうと思ったの?」
少しだけ話をずらして聞いてみる。 何か話を聞けそうな気がしたから。
するとスーちゃんは首を傾げながら悪戯に言った。
「えぇっと……。話すと長いですよ。 それにミカさん、報告書がどうって言ってましたよね」
げ、話に夢中になってたら報告書の存在忘れてた。 こんないい時にバッドタイミングだぜ報告書! 仕事だし仕方がないけどね!
「うう、ごもっともです。 じゃあ、報告書書いて提出してきたら聞いてもいい? その話、聞いてみたいんだ。 出来れば私の居なかった三年間も」
「分かりました。 終わり次第お声掛けください。 その間私は訓練をしていますので」
仰せのままにとも言いそうな雰囲気を醸し出ながらスーちゃんは丁寧に一礼し、この場を後にした。
うーん、やっぱり気持ち悪いなぁ。 あの態度から、口調から何まで。
見慣れない姿だから戸惑っていると言い換えるのも出来るけど、やっぱり何処かおかしい。
「でも、先に報告書纏めなきゃなぁ。 だりぃ」
わたしは頭を掻きながら気怠げに机へ向かう。 部屋自体、あまり広くはないので移動は容易だ。
椅子を引いて、ちょんと座る。 やっぱりこの椅子がしっくりくるし安心感あるよなぁ。
そう思いながら報告書をまとめる作業に入ったのだった。
―――――――――――――――――――
読了ありがとうございました!
いやぁ、ミカちゃんかわゆいですのぉ。 ふっかふかのベッドにダイブしてそのまま寝落ちするの可愛いとか思いながら書いてました(当初そんな事するつもりではなかった)
次回はきっとスーヴェニアちゃん視点になると思います。多分。
何故スーヴェニアが魔法を習っているのか一歩踏み込むと思いますっ!
次回をお楽しみにっ!!!
(実を言えば、地味ーーーーに一話目修正してます。 これからも恥ずかC所が出てきたらその都度修正してきますので宜しくお願い致します)
それでは!
寝落ち前にチャレンジ程度に書く掌編
「ふあぁあ……。 ゲームやってたら眠くなってきた」
睡魔が襲ってきたのでふと時計を見ると後二十分程で日を跨いでしまいそうだった。 いい加減寝たいところだ。
ゲームを途中でやめてログアウト。 それから上の電気を落としてベッドがある部屋に歩いていった。
「うう、今日は一段と寒い」
今日みたいな寒い日は湯たんぽを予め布団の中に入れておかないと冷たくて、体温である程度温まるまでガタガタ震えながら入ってたりする。
「あ。忘れてたぁ。 入れてたつもりだったんだけどなぁ」
ぺろりと布団をめくると湯たんぽはそこに無かった。 今日は生憎湯たんぽを入れ忘れたようだ。 畜生め。 しかも寝る部屋には暖房を付けていない。
結局ガタガタ震えながら布団に潜り込むことになった。 うう、どこも冷たいよ。 慣れてるけどさ。
冷たくても次第に布団は温かくなっくる。 あったまればこっちの勝ちだ。
寒いと少しだけ目が覚めるもんで、短い時間だけスマホを弄ろうと思ったらすっかり忘れていたことが一つだけ思い出した。
「やべえ、ブログ更新忘れてた」
ブログ更新。 最近ハマっていることの一つで、ちくいち小説やら雑記などを書いている。
今日は小説を書こうと思っていたが、すっかり忘れていた。
「何書こう。思いつかないし……適当に寝落ちギリギリまでの話の書こうかな」
ゲームで無駄に疲れた頭を無理に動かして書いていく。 文体が変だろうと気にせず書いてい
く。 眠かろうと知ったことではない。
結局眠さが最高潮になったタイミングで書く手を止めて、変なところで切り上げたまま投稿したのだった。 明日朝イチで見て恥ずかしい思いをするのはまだ誰も知らない。
おわれ。
*******
読了ありがとうございました。
小説書かなきゃって思って書いたらできました。 主役と自分の今の姿はそっくりです。 明日朝起きて読んだら発狂するかも。
でもこのシリーズ面白ければ続行します。 それか慢性的にネタが無いときは。
思考低下中に小説書くのはあまり良くないとは思うんだけどね……(汗)
それでは、今日はここまでです。 また宜しくお願いします(●´ω`●)ノシ
テーマ : ショート・ストーリー ジャンル : 小説・文学
プロフィール
Author:桜華 ひな
気侭に物書きしてる人です。
マグネット!/星空文庫でも執筆中。
最近、グリマルシェにハマってます。
お問い合わせ先は下のメールフォームから。
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